メールアドレスが「正しい」とは?

本日、無印良品にて、静音サーキュレーターでも買おうと思って、会員登録を試みた。私はGmailでいくつかのメールアドレスを使い分けている。とはいっても、複数のアカウントを持っているのではなく、ローカル部のプラス記号以降の文字列を無視して、プラス記号前の名前として扱う機能、(エイリアスと呼ぶ)を利用している。
広告と受注確認メールが中心のショップ等への登録はそれ用のエイリアスを使っているのだが、なんと、前述のサイトでは+記号を含むと「正しくないメールアドレスです」と言い放つのだ!
メールアドレス - Wikipedia
いや、実在するアドレスだし、規格上もなんの問題もなく存在するんですが。どこぞのローカル部連続ドットとは訳が違う、完全に正当なメールアドレスだ。
実は、似たようなことは何度か経験しているが、何度見ても腹立たしく、そして同じ技術者として悲しい思いを受ける。
メールアドレスを作るんじゃなくて、すでにあるメールアドレスを登録する時に、RFCより厳しい制限をつけるのは絶対にやめましょう。
なお、普通こういう状況では、登録しようとした本人のメールアドレスであるかを確認するために、確認メールを送信する。「正しい」メールアドレスというのは、本人が使用しているメールアドレスだからだ。
であれば、面倒なメールアドレスチェックを自分で実装するのではなく、確認メール送信時にライブラリが出すエラーだけで判断するのも一つの手だ。もしもエラーが出ず、登録しようとした人に届かなかったら? それはただの打ち間違いかもしれない。
以上、うっかり自分でやってしまわないよう、ここに記録するものである。